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8月1日ビットコインのハードフォーク問題について。segwit2xとは。

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こんにちは、株式会社At libertyの戸風正樹です。

仮想通貨界隈では、Xデーと呼ばれる8月1日が刻一刻と近づいてきましたね。

すでに私はアルトコインの資産価値が半分から3分の1程度になっていますが、まだまだ握力全開です。大きく下がったら何が何でも買い増ししてやります。

我々のような個人投資家はビットコインのハードフォークについて、『ハードフォーク?Segwit?UASF?UAHF??・・・さらにはSegwit2x!?なんのこっちゃ!?』

と思っている方が大半かと思います。

 

そんなお悩みを解決するために、今回の記事では8月1日のビットコインハードフォーク問題について簡単に解説してみたいと思います。

なるべくわかりやすく書きたいと思うので、技術的な難しい話は省略します。

※間違いがございましたらご指摘くださると幸いです。

なぜ8月1日にビットコインが分裂するかもしれないのか?

まず、大前提としてビットコインの処理能力が限界に到達しそう!

というのが前々から言われてきていました。ビットコインが根詰まりを起こしているのはこちらのサイトから確認できます。

https://blockchain.info/ja/unconfirmed-transactions

 

2017年2月~3月頃と、6月頃は根詰まりが激しく未確認取引が20万にも及ぶ時がありました。

ビットコインは送金時に手数料を設定することができるのですが、手数料が安いと「いったん、着金したのに戻ってしまった」という事態も起きていたのです。

これは商取引にも利用されているビットコインにとって致命的な出来事です。

『これはさすがにヤバイな・・・なんとかしない?』

と、前々から議論されていました。2015年の12月の段階ではピーター・ウィールによって「Segwit案」が出されていて、ほとんどの人たちが賛成していました。

Segwitについては後述しますが、ビットコインが2つに分裂する必要がないので「それいいじゃん!」という風潮があったのです。

しかし、ビットコインをマイニングしている人たちから反発を食らいます。

 



特に、ビットコインのマイニング機械を生産しているBitmain社のジハン・ウーCEOは猛反対しています。

というのも、Segwitが導入されると彼らが提供しているマイニング機械の「Asic boost」が使えなくなってしまうからです。

https://www.asicboost.com/

AsicBoostは特許を得ている、マイニングの計算能力を向上させる機械です、。Bitmain社は世界の7割の近くのAsicを製造しています。

Segwitでこの機械が使えなくなってしまうのであれば、当然反対しますよね。ビットコインを分裂させてそのまま機械使えるなら、ビットコイン分裂してもらった方がマイナーは助かります。

 

このように、現在いるポジションによって取るべき態度が変わっているわけです。

議論は平行線をずっと辿っていて、全然進みませんでした。

 

ここまででだいぶ様子が分かってきましたよね。

ビットコインを分裂させない → ソフトフォーク
ビットコインを分裂させる → ハードフォーク

ということです。以下、図で見るとイメージが湧きやすいです。

 

ビットコインのソフトフォークとハードフォーク

さきほど、話していたSegWitの実装というのは、ソフトフォークのことです。segwitはライトコインやモナーコインでも実装されており、有用性が広く認められているので、ビットコインのユーザーの間でもsegwitが支持されています。
(ジハンウーさえ反対しなければね)

ソフトフォークというのは、ブロックチェーンのブロックサイズを変更せずに中身の情報だけ増やすというものです。(UASF)

ブロックサイズに変更が無いので今まで同様に互換性があります。いわゆるSegwitの実装で、中身の情報量を増やすので、約60%ほどに圧縮できるそうです。

パソコンでもzipファイルなどで圧縮すると軽くなりますよね?それと同じで、情報をぎゅっと詰めるので簡単に言うと、ビットコインの性能が上がります。

 

一方、ハードフォークはそもそものブロックのサイズを大きくしてしまいます。(UAHF)

ブロックサイズ自体を大きくして、中身の情報も増やすので処理能力は格段に速くなります。

しかし、今まで使っていたブロックサイズとは根本的に大きさが違うので、「ビットコインコア」と「ビットコインアンリミテッド」といった具合に2つに分裂してしまいます。

これがハードフォークです。2つに分裂した場合は、ユーザーがどちらを支持するのかは使われてみないとわからないので、片方が消えてしまう可能性もあるわけです。

 



3月の段階でも『ビットコインが分裂するんじゃないか!?』と懸念されていて、ハードフォークした場合は新しい通貨はBitcoin unlimitedとして扱うよ。

と各社取引所が合同で声明を出していました。

coincheckやzaifもそのように声明していますね。

ビットフライヤーは『ハードフォークは絶対に反対!』という立場を取っていたのはなかなか面白かったです。

結局、この時はビットコインアンリミテッドに脆弱性が見つかり、『やっぱりソフトフォークかな』といった具合で自体は収束していきました。5月の段階ではsegwitの支持が83%を超えていました。

 

Segwit2xって一体なんだ!?

さて、では7/15現在、何を支持している人が多いのでしょうか。

実際に見てみましょう!

ん??

新しいの出てきたー!!!

ということで、Segwitならぬ、Segwit2xが支持を得ているのです。

SegWit2xの2xは2メガバイトの意味で、SegWit2mbと表記されることもあります。このSegwit2xはDigital currency groupのバリー・シルバートが提唱しました。

バリー・シルバートはイーサリアムの指数を上場させようとしたりしている人物です。

 

彼は、超ザックリ言うと、『8月1日にソフトフォークさせて、半年後に2MBにブロックサイズを変更するハードフォークをさせる』という案を提唱して

各社取引所から賛同を得ました。純粋なSegWitではハッシュパワーの95%を得る必要があるのですが、このSegWit2xでは80%以上を得れば良いのです。

ハッシュパワーの比率はこれです。

20%以上を占めるAntPoolは先ほどのジハンウーの会社です。

 

SegWitの実装が難航して、ハードフォーク自体もどうなるかわからない状況だったので、バリー・シルバートの提案は両者を取り込む形となりました。

 

何が面白いかって中国の取引所のほとんどが賛成していて、あのBitmainのジハン・ウーもこのSegWit2xに賛同しています。

なぜならSegWitだとAsicBoostは使えなくなりますが、Segwit2xだと変わらずAsicBoostが使えるんですって。(難しい話は置いておきましょう)

大事なことなので、二度言いますが、

『8月1日にSegwitがアクティベートに至れば、予め半年後にブロックサイズを2MBに変えてハードフォークさせる約束事としてソフトウェアに組み込む』

というものです。いったん、ソフトフォークしてビットコインの性能を改善させて、半年後にはもっと処理能力を高めるということです。

 

実は、このSegWit2xは現時点で80%以上を味方につけていますが、反対している勢力もいます。

ビットコインコアの開発やメンテナンスチームが、SegWit2xをまったく支持していません。

AsicBoostという、言ってしまえばビットコインにとってのバグが使えてしまう状況だからです。その機械を取り付けてマイニングをすれば格段のスピードでマイニングができて、中央集権を嫌うビットコインの性質を覆してしまうからですね。

とはいっても、現状は誰かが主導していかないと事態が収束しないのもビットコインの現状ではあります。

 



 

ちなみにですが、国内大手のbitflyerもSegWit2xを支持しています。

個人的には、「半年後に必ずハードフォークさせる」という性質のものなので、純然たるSegwit案潰しのようにしか思えないのですが・・・。

このSegWit2xは6月にベータ版が完成しており、7月21日にソフトウェアをリリース予定です。

この7月21日SegWit2xのソフトウェアに脆弱性が見つかった場合はまた荒れるんだろうな。

 

8月1日に備えられること

現段階だと、UASF、UAHF、SegWit2Xの3つの案があるということですね。

SegWit2xが最も有力ではありますが、ソフトウェアのリリースまでは何とも言えない状況ではあります。(個人的にはソフトフォークを支持しています。)

一応、8月1日に備えられることを書いておきます。

・USBのハードウェアウォレットに保管
・他の通貨に逃がす(XRP、ETH、LTCなど)
・法定通貨に逃がす
・何もしない

ハードフォークした場合は、取引所が分裂したビットコインをどのように扱うのかは不明ですので、自分でUSBなどのハードウェアウォレットに保管した方がいいと言われています。

取引所がビットコインが分裂した場合に、どちらか片方を扱わない!なんてことももしかしたら、あるかもしれないからです。

 

この記事を書いている7月15日にはビットコインの価格が暴落しているので、みんな逃がしているんですかね。

 

(ここから超個人的です。参考にしないでください、責任取れません)

私のような超長期保有を前提で仮想通貨をホールドしている人間は基本的に何もせず静観!という方も多いと思います。

ビットコイン自体、需要が増えているのは火をみるより明らかです。一時的に下げたとしても、仮に分裂したとしても長期的に戻ると思っています。

SegWit2xになった場合は、8月1日以降ひとまず全通貨が上がると予測しています。逃げていた資金が一気に戻ってくる可能性があるので、

ですので今の段階で法定通貨に逃がしておいて損を確定するよりは、SegWit2xを期待して底で拾っていきたいと思います。

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